佐藤崇有貴氏インタビュー

2013年05月30日

写真トリミング

審査委員長:佐藤崇有貴氏がインタビューに応じてくださいました。(聞き手:武藤絵里)

Q:佐藤先生にとってコンクールとは?

A:失敗出来ない舞台でとても緊張したけれど、その緊張感が今は糧になってる。コンクールは繰り返し練習するから、スキルアップになるし、よくコンクールで顔を合わせていたライバルに負けたくない気持ちでお互い切磋琢磨していたので、いい刺激になっていたと思うよ。

Q:初めてのコンクールは如何でしたか?

A:緊張して振りを忘れて創作してしまい、結果を出せなくて(清水)哲太郎先生に凄く怒られたけど、最後にひとこと「よく止まらなかったな」と言ってくれたのを覚えている。その時初めて舞台を「怖い」と思った。どんなに練習を重ねても何かが起こるのが舞台なんだ。

Q:バレエ以外にどんなことを学んだら良いと思われますか?

A:感動する心を忘れないで欲しい。例えば雨が降ったあと、ちょっとロマンティックな気分になったり、花の香りで季節の移り変わりを知ったり、日常の些細な変化で1日を楽しく過ごせるような豊かな感情を持てるといいね。まんがや本からでもいいので感動した気持ちを素直に表現出来るようになって欲しい。

Q:最後に、ダンサーを目指す皆さんへのアドバイスをお願いいたします。

A:発表会まで頑張る、このコンクールまで頑張る、といった目先の目標ではなく、大きな目標を掲げて欲しい。例えば、世界で活躍するダンサーになりたい、海外のバレエ団に入りたい、など区切りを長いスパンにすべきです。すべての舞台、コンクールは未来への通過点と思って、その先にある大きな目標に向かって日々レッスンに励んでください。

 

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