開催にあたり

NPO法人湘南バレエ・コンペティションは『ダンサーの未来に寄り添う』を理念に「若きダンサーたちに今何が必要か」を考え企画を行っています。コンペティションではエントリー費用に審査映像配信が含まれるのもその一つ。審査後1時間以内にスマートフォン等でご覧いただくことが出来、振り返りが出来るのがポイントです。集中してワークショップのみを行う「湘南舞道」、また受賞者の為の特別ワークショップやエキシビション出演を副賞にご用意しているのも、コンペティションあくまで通過点と考え、先を見据えたサポートを目指しているからです。

今年は新たにパ・ド・ドゥ部門を新設いたします。ダンサーを目指すには必ず必要な技術ですが成長期の体への負担を考慮し、対象は高校1年生~25歳までといたしました。学生の方だけでなく、セミプロ、プロの若きダンサーの皆様にも経験を積む場としてご参加頂ければ幸いです。尚、パ・ド・ドゥ部門は全参加者が審査員からの直接アドバイスを受けられる特典をご用意いたしました。

特色のあるコンテンポラリー部門は、課題作品3部門、自由作品4部門の全7部門構成です。長谷川まいこさん、坂田守さん振付による魅力ある課題作品は丁寧な解説映像をご用意、オンライン指導、審査前日の直接指導まで審査料に含まれています。コンテンポラリー部門が初めての方にも、様々な振付家の作品を踊りこなす能力を育む機会としてもチャレンジ頂ければ幸いです。

「湘南舞道」は、バレエ学校の一日を体験するような学びのプログラムでご好評を頂いております。体幹トレーニング、コンテンポラリーダンス、クラシックバレエ、ボーイズクラシックバレエ、キャラクターダンス、個別指導、いずれも素晴らしい先生方が講師として集います。今年新たに加わってくださるのは『ボーイズクラシックワークショップ』講師に秋元康臣さん。ぜひ秋元さんの美しい動きを間近に見て学んで頂き、参加者同志のコミュニケーションを育む機会ともなれば幸いです。新企画の『舞踊における演劇表現ワークショップ』講師には永野亮比己さん。日本人には苦手意識の強い感情表現ですが、ベジャールに学び、グラーツ・オペラ・バレエ(オーストリア)、劇団四季でも活躍された俳優でありダンサーでもある永野さんに役へのアプローチ法を学ぶワークショップ、どうぞお楽しみに!

海外留学に関しては、コンテンポラリーはPARTS(ベルギー)、クラシックはAmerican Academy of Ballet (ニューヨーク) の短期留学許可及びスカラシップ、またフランスの名門校、パリ国立高等音楽院への受験サポート、ACM(Académie Carole Massoutié)プライベートオーディションサポートのチャンスもあります。Ballet France 様ご協賛により受験書類作成、フランス語面接対策、滞在中の通訳まで万全のサポートを含んでおります。短期留学も安全に配慮していずれも信頼できる方による現地同行サポートを含んでいるのが特徴です。

審査最終日には、前年度の第11回湘南バレエ・コンペティション2024  1~3位受賞者によるエキシビションを開催いたします。対象者には後日ご案内をお送りいたします。

皆様のご応募を心よりお待ち申し上げております。

                                                       
2025 年 4月吉日  NPO法人 湘南バレエ・コンペティション