開催にあたり

ダンサーの未来に寄り添うバレエコンクールとして

  エリアナ・パヴロバに始まる日本バレエ教育発祥の歴史が息づく地より、バレエダンサーを目指す方々の育成支援と、芸術分野からの地域振興を目的として誕生した湘南バレエ・コンペティションは、今年8回目を迎えます。

今、新型コロナウィルスの影響により、世界中が大きな変革を迫られています。湘南バレエ・コンペティションも来年への延期も視野に入れ、協議を行ってまいりました。しかし先の見えない中、研鑽を続けてこられた皆様に目的と希望を持って頂きたいという強い想いで、開催を決意いたしました。尚、運営にあたっては感染防止対策を講じてまいります。

クラシック部門では、昨年に引き続き、針山愛美先生によるベルリン国立バレエ学校、ボリショイバレエ学校の短期留学選抜ワークショップを開催いたします。この短期留学には正式入学のスカウトを受けられるチャンスがあります。昨年度に選抜された皆様には、新型コロナの影響により留学が延期となり大変ご心配のことと存じますが、針山先生がバレエ学校と直接コンタクトを取り、時期の見極めを継続協議して頂いています。

コンテンポラリー部門は課題作品部門と自由作品部門の2つを擁する独自の構成です。コンテンポラリーダンサーを目指す方、クラシックダンサーを目指す方、双方にとって経験を積む場として相応しいコンペティションとする為、検討を重ねました。課題作品部門は新進気鋭の振付家、 坂田守・長谷川まいこ両氏の振付による3作品から選択することができます。詳しい解説映像をご用意していますので、コンテンポラリーコンクールが初めての方にも是非挑戦して頂きたいと思います。自由作品部門は小・中学生の2部門を新設し、より細やかな審査を行ってまいります。ワークショップ講師には、平山素子先生をお迎えいたします。世界的ダンサーからぜひ多くを学んでいただきたいと思います。そして今回、Ballet Franceご協力のもと、ベルギーを代表するコンテンポラリーダンスカンパニー 、ローザスの付属校PARTSへの短期留学賞が実現いたしました。

踊りのDVDが参加費に含まれることも、湘南バレエ・コンペティションの特徴です。これは当日の踊りをしっかり振り返って、次に繋げて頂きたいとの願いからです。また、各部門上位入賞者には審査員からの直接アドバイス、次年度にエキシビジョンの舞台出演など、ステップアップのきっかけとなる場があります。
非営利だからこそ出来ること、『ダンサーの未来に寄り添うコンクール』として、あるべき姿を追求してまいります。
秋の湘南で皆様とお会いできることを楽しみにしております。

2020年6月吉日  湘南バレエ・コンペティション事務局