開催にあたり

湘南バレエ・コンペティションは、藤沢市にて2013年の発足以来、非営利でのバレエコンペティション及びワークショップの開催、留学のサポートを行ってまいりました。

今年は節目となる10回目の開催を迎えます。これもひとえに皆様のご厚情の賜物と、心より感謝申し上げます。

2021年末より拠点を平塚市に移し、ひらしん平塚文化芸術ホール(指定管理者:ひらつか文化パートナーズ)との共同開催により第9回湘南バレエ・コンペティション2022を開催いたしました。

2022年竣工の新しいホールは広い舞台と1200の客席、多目的ホールを擁し、楽屋には最新の換気空調設備が完備され、安心して皆様をお迎えできる環境が整っております。

昨年は350名を超えるご応募を頂きましたが、とりわけクラシックとコンテンポラリー部門の両方に参加される方が増えたことが印象的でした。当コンペティションはクラシック部門のみならず、コンテンポラリー部門にも力を入れております。課題作品部門、自由作品部門の2部門、いずれも年齢を分けた計7部門構成です。

今年のコンテンポラリー部門は、課題作品部門を刷新、小学生部門を設け、新たな課題3作品を長谷川まいこ先生、坂田守先生に振付けて頂きました。解説映像、オンラインレッスン、審査前日のレッスンと手厚いサポートがありますので、コンテンポラリー部門が初めての方にも是非ご参加頂きたいと願っております。また様々な振付家の作品を踊りこなす能力を育む機会としても、チャレンジして頂けますと幸いです。

2年目となる「湘南舞道」は、バレエ学校の一日を体験するような学びのプログラムです。今年は新たにキャラクターダンスワークショップを開催いたします。講師はキャラクターダンスのスペシャリストである、マイレン・トレウバエフ先生です。他、体幹トレーニング、コンテンポラリーダンス、クラシックバレエ、ボーイズワークショップ、ヴァリエーション個別指導、いずれも第一線の先生方が講師を務めてくださいます。

海外留学に関しては、コンテンポラリーはPARTS(ベルギー)、クラシックはAmerican Academy of Ballet(ニューヨーク)の短期留学スカラシップがあります。また。パリオペラ座に次ぐ名門校であるパリ国立高等音楽院への受験サポートもスタートいたします。海外留学は安全に配慮していずれも信頼できる方による現地サポートを含んでおります。

各部門1位から3位の受賞者には2024年度第11回湘南バレエ・コンペティション エキシビションへの出演権、1位から5位の受賞者には特別ワークショップ受講権が授与されます。特別ワークショップの講師には、酒井はな先生、島地保武先生をお招きいたします。

審査映像については別料金が一般的ですが、ご自身の踊りを振り返り次につなげて頂きたいとの想いから、例年審査料に含めてご提供しています。映像は配信方式で、演技終了から約1時間後にはスマートフォンやタブレットでご覧頂くことが出来ます。

今年は審査最終日に、前年度の第9回湘南バレエ・コンペティション2022受賞者によるエキシビションも開催いたします。
節目を迎え、これまで以上に「ダンサーの未来に寄り添う」バレエ・コンペティションとして、また「バレエ未経験の子供向けワークショップ」企画などを通じて、舞台芸術が広く市民の皆様にも親しまれるよう、努めて参ります。

皆様のご応募をお待ち申し上げております。

2023年5月吉日  NPO法人 湘南バレエ・コンペティション